2012/08/21

夏OMEC2012作品撮影情報(第6回)

作品提出完了~サイコロ―Kです。

無事作品を期限内に提出することができました。お疲れさまでした!

今日は、本編作品である「親子丼」の舞台裏を,もう少し書きたいと思います。まずは簡単なあらすじをTwitterサイズで紹介します.(OMECモニター会のパンフレットに書いてある内容です)


≪あらすじ≫
父子家庭で育った大学1年生の夏美は,最近,父親と口を利かなくなっていた.「私の事なんか嫌いなんだから」と意気消沈の夏美に友達が“あるアイディア”を思いつく.それは父親に“狂言誘拐”を仕掛ける事だった… 作戦は成功するか? 友達の“本当の狙い”とは? “親子”の大切さを描く物語.

今回の作品は「親子愛」をテーマにしたお話でしたが,脚本の段階から振り替えてみたいと思います.脚本(原案)から,言い回しや展開,キャラクター設定を修正していきました.最終稿(第3稿)が完成し,演者さんとの下読みが行われました.今回は出演者全員が新入部員(1年)でしたが,初めてとは思えない演技で,制作側を驚かせました.

また,「ヒロインの父親(45)」役を18歳が演じるということで,演技表現や表情,服装をどうするかいろいろ悩みました.TES史上初の試み(その1)として,老け顔にみせる為,メイクを施すことに…
「老け顔のメイクってどんなん?」と試行錯誤が行われました.ただ,メイクをしてもこの猛暑で長時間いると落ちてしまいます…


脚本の内容を加味しながらロケハンしました.作品中では「大学構内」「父親の会社」「リョウコの部屋」「夏美の実家」「公園」という設定で撮影しました.







えっ…「父親の会社」って,どう撮ったん?と思った方もいるかもしれませんが,もちろん会社を借りて撮影したわけではないですよ~
撮影場所は大学構内でしたが,キャンパス内に去年完成した新しい学科棟をメインに,「会社っぽく」して撮影しました.(例えば,架空の会社のポスターを張ったり…)

この学科棟,以前にテレビドラマの撮影で使われた場所で,綺麗です~










部員が多くなったということで,エキストラが沢山出演しています.チョイ役でしたが「白衣を着た先生」役…結構はまっていたかも!


今回もタイトルでもある親子丼(手作り)やケーキ,去年の夏作品「ナツノオモイデ」でも登場したカレーライスが… (TESでは定番になったのか?)









そして,撮影で一番時間がかかったのは,「公園でのシーン」
追加撮影も含めて,3日間かかりました! 制作側の人間ならばお分かりかと思いますが,外のシーンは結構クセモノです.天候によって撮影が出来ない場合もあったり,周辺音や陰の有無によって編集しにくい問題が生じる場合があります.

もちろん,1シーンの撮影のため,明るさ調整を慎重にやったり,撮影トリックを使って,なんとかこの問題は回避しました.(天候も何とか3日間同じ天気でした!)



しかし,セミの鳴き声が撮影する時間によって,鳴いたり鳴きなんだりするということで,セミの音声を収録して,ミックスすることに…
(今回の整音作業も時間がかかりました…)

監督である私がやってみたかったことも実現しました.TES史上初の試み(その2)として,「マルチカメラ撮影」を行いました.電話のシーンにて双方を2台のカメラで同時に撮影して,その素材(計4つ)を組み合わせて映像を作りました.


とまぁ,ここまで長々と書きまくってましたが,大型作品撮影が無事終わることが出来てよかったです.
部員のみなさん,本当にありがとうございました!